第58話 リアルタイム読書会
ギャル「クリスマスディナーが蕎麦屋wwwww」
陰キャ女子「栞くんが"オシャレな店も空きがありそう"って気を遣ってるのに」
女教師「鈴が一蹴したわね。"花ちゃんのおすすめ"と"家計"の二段構え。この子、嫁として完全に覚悟が決まってる」
ギャル「"里見家の家計はわたしが預かります!"を栞くんが先に言うのかわいすぎない!?もう暗記してるじゃん!」
陰キャ女子「"理解が早い旦那さまで助かります"……もう夫婦の会話だよこれ」
ギャル「鈴ちゃんがおにぎり喜んでるのかわいい!」
陰キャ女子「栞くんの"僕も同じのにしてシェアする?"に対して"すぐわたしに合わせようとする!"って怒るの、鈴ちゃんらしい」
女教師「これ、優しさなのよ。栞はいつも相手に合わせがち。鈴はそれを見抜いてて、ちゃんと"好きなもの食べてよ"と言える。対等でいようとしてる」
ギャル「"好きなんでしょ?鴨せいろ"って、鈴ちゃん全部お見通しwww」
陰キャ女子「"神さまの前ではやっぱり嘘はつけないや"って、6話の伏線がこんな形で回収されるとは……」
女教師「あの時は"怖くない"が言えるかどうかで震えてたのに、今は鴨せいろが好きかどうかの話。同じ構造をこんな穏やかな場面で使うの、上手いわ」
ギャル「そば湯知らない鈴ちゃんかわいい!」
陰キャ女子「"ちょっと入れちゃった"……フライングwww」
女教師「鈴は神さまだけど、人間の食文化に疎いのよね。この"知らない"が鈴の正体を自然に思い出させてくれる」
ギャル「"不思議なお湯って感じ"のコメントがゆるすぎるwww テイスティングwww」
陰キャ女子「栞くんが笑い出してるの、本当に楽しそうでこっちも嬉しくなる」
ギャル「冬に冷たい蕎麦二人で啜ってるの、なんかもう好き。クリスマスなのにこの二人ほんと自由」
陰キャ女子「カイロ渡すの優しい……。"体冷やさないでね"って、栞くんのこういう自然な気遣いが好き」
女教師「52話では鈴の残り時間を気にして"大事にしなきゃ"と思ってた。そのこだわりがカイロ一枚に表れてるわね」
ギャル「鈴ちゃんがモジモジしだした!なに!なに!」
鈴『ねえ栞くん……今日はさすがにまだムリだけど、時々はしたいな……お泊り』
ギャル「お泊りいいいいいい!!!」
陰キャ女子「栞くん吹き出してるwww 蕎麦吹いたでしょこれwww」
女教師「"わざとらしくモジモジ"がポイントね。鈴は本気だけど、照れ隠しでわざとおどけて見せてる。でも最後に"本当だよ?"って念押しする」
ギャル「本気と冗談の境目をわざとぼかして、でも本心は隠さない。鈴ちゃんのこういうとこ大好き!」
陰キャ女子「プロポーズの後だからこそ言えるんだよね。"お嫁さんにしてください"って言った子が、次のステップとして"お泊り"を口にする自然さ」
女教師「最後の一文。"花が加護をかけたサンタ帽とトナカイカチューシャは、その効力を発揮している"」
ギャル「あ、そうだった!イチャイチャしても周りが空気読んでくれてスルーしてくれる加護!だからこんなイチャイチャできてるのか!」
陰キャ女子「蕎麦屋でサンタ帽とトナカイカチューシャつけて食べてるの、加護がなかったら相当目立つよね……」
女教師「花の存在がさりげなくこの幸せを守ってる。本人は鬼退治で忙しいのに。この構造がいいのよ。デートパートの裏で花が戦い、花のパートの裏で二人がデートしてる。どちらも同時に進んでいて、どちらも愛の物語」
ギャル「クリスマスに蕎麦食べて、そば湯フライングして、お泊り宣言して。このカップル最高すぎない?」
陰キャ女子「派手なことは何もないのに、ずっと幸せ。それだけで泣きそうになる」
女教師「それは53話の"1月11日"を知ってるからよ。幸せなシーンが続くほど、読者は怖くなる。この作品の一番残酷な仕掛けが、今も静かに効いてるわ」
ギャル「……やめてよもう……蕎麦食べてるだけなのに……」